この記事で扱う内容
この記事では YouTube Data APIのクォータと割り当てコスト について解説します。
具体的には以下のポイントを扱います。
- クォータ(割り当て使用量)とは何か
- 割り当てコストの考え方
- クォータとコストの関係
- 実際のコスト例(list・search・videos など)
初心者向けに整理しているので、APIを使い始めた方でも理解できる内容になっています。
前提と基本用語
必要な知識・スキル
- YouTube Data API の基本的な仕組みを知っていること
- APIリクエストとレスポンスの流れを理解していること
クォータとコストの仕組み

クォータとは
クォータ(quota) は、1日に利用できるAPIリクエストの上限を示す指標です。
YouTube Data APIでは、Google Cloud Consoleのプロジェクトごとに「1日あたり10,000ポイント」が割り当てられています。
割り当てコストとは
割り当てコスト(quota cost) は、各APIリクエストを実行した際に消費されるポイントのことです。
リソースやメソッドの種類によって消費ポイントが異なります。
クォータとコストの関係
- クォータは「1日の利用上限」
- コストは「1回のリクエストにかかる消費量」
- 例:
search.list
の場合は1リクエストにつき 100ポイント を消費します - 1日の割り当て(10,000ポイント)÷100 = 最大100回の
search.list
が可能
主なコスト例
videos.list
→ 1ポイントchannels.list
→ 1ポイントsearch.list
→ 100ポイントplaylistItems.list
→ 1ポイント
補足
- Google Cloud Consoleのプロジェクトごとにクォータは別管理されるため、複数プロジェクトを作成すれば割り当ても増やせます。
- 大量のリクエストが必要な場合は、Googleに申請してクォータを増やすことも可能です。
- 効率的に利用するには、必要な
part
やfields
を最小限に指定するのがおすすめです。
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参考
- Google for Developers公式サイト(ホーム > プロダクト > YouTube > Data API > ガイド > 割り当て計算ツール)
- Google for Developers公式サイト(ホーム > プロダクト > YouTube > Data API > ガイド > YouTube Data API の概要 > 割り当て使用量)
- Google Cloud公式サイト(Cloud APIs > HTTP ガイドライン)
- Google for Developers公式サイト(ホーム > プロダクト > YouTube > Data API > ガイド)
- Google for Developers公式サイト(ホーム > プロダクト > YouTube > Data API > リファレンス)
- Google for Developers公式サイト(ホーム >プロダクト > Google APIs Explorer)