この記事で扱う内容
この記事では、バッチファイルでPowerShellの実行ポリシーを設定する方法についてご紹介します。
前提
前提知識・前提スキル
- Windows OS の基本操作ができる人
前提環境
- 使用PC
- OS が Windows 10または 11であること
- PowerShell 5.1がインストールされていること（Windows 10または11標準搭載）
古い環境でも、同様の方法で実現可能な場合があります。
バッチファイルでPowerShellの実行ポリシーを設定する方法
バッチファイルの作成
メモ帳を起動する
スタートメニューで「memo」を検索後、「メモ帳」を選択し起動する
メモ帳にコマンドを貼り付け、任意の場所に保存する
例）D:\Bat\set_execution_policy_currentuser_remotesigned.bat
@echo off
echo PowerShellの実行ポリシー（CurrentUser）を RemoteSigned に設定します。
powershell -Command "Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser -Force"
echo.
echo 設定後の実行ポリシー（全スコープ）を確認します：
powershell -Command "Get-ExecutionPolicy -List"
pause
ファイルを保存するとき、エンコードは「ANSI」で保存してください。
※メモ帳で自動的に設定されていますが、改行コードは「CRLF」で保存してください。
上記のコマンドでは、「現在のユーザー（CurrentUser）」のPowerShell実行ポリシーを「RemoteSigned」に設定します。用途に応じて、適宜、変更してください。
PowerShell実行ポリシーおよびスコープについては、以下の記事で説明しています。
バッチファイルの実行手順
バッチファイルを実行する
エクスプローラーでバッチファイルの保存先を開き、バッチファイルをダブルクリックする
設定する対象スコープを「LocalMachine」にする場合など、バッチファイルを「管理者として実行」する必要があるので注意してください。
※バッチファイルを右クリック → メニュー内「管理者として実行」を押す
PowerShell実行ポリシーの設定状況が表示されるため、問題ないことを確認後、開いたウィンドウ上で任意のキーを押し、ウィンドウを閉じる
バッチファイルの実行結果
- 「現在のユーザー（CurrentUser）」のPowerShell実行ポリシーが「RemoteSigned」に設定される
