Pythonのダウンロード・インストール方法【Windows】【初心者向け】

IT・AI活用準備

2025-05-182025-06-13

この記事で扱う内容

この記事では、Pythonを公式サイトからダウンロードし、Windowsにインストールする方法についてご紹介します。

Pythonは、シンプルで読みやすい文法が特徴のプログラミング言語で、AI開発や統計処理、Webアプリや自動化ツールまで幅広く活用されています。

Pythonは、Python公式サイトの「Downloads」ページからダウンロードできます。

URL

今回は例として、記事作成時点の最新バージョンである「Python 3.13.4」を使用します。

別のバージョンのPythonをダウンロードしたい場合、Downloads画面下部の各バージョン用ダウンロードリンクからダウンロードしてください。

例）ダウンロードフォルダ\python-3.13.4-amd64.exe

ファイルダウンロード時の動きは、ブラウザ（Microsoft EdgeやGoogle Chromeなど）の設定によって変わる場合があります。

※動きとしては、ファイルダウンロード時、既定の場所（ダウンロードフォルダなど）に自動的にダウンロードされる、または、ダウンロード前に保存先を指定できる等の動きがあります。

※今回、画面下部にある以下のチェックボックスは、いずれもチェックを外したままで進めます。

Pythonを複数バージョン使用する可能性が少しでもある場合、この設定がおすすめです。

「Use admin privileges when installing py.exe」について

このオプションは、インストール時にしか指定できず、変更するには再インストールが必要になります。

チェックを入れる場合と入れない場合の主な差異は以下の通りです。

チェック	py.exe（Pythonランチャー）のインストール先	使用PC内の影響範囲
入れる	C:\Windows\py.exe	・PC上のすべてのユーザーが使用可能・複数のバージョンを使用する場合、衝突する可能性がある（上書き注意）
入れない	C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Programs\Python\Launcher\py.exe など	・インストールしたユーザーだけが使用可能・複数のバージョンを使用する場合、衝突しにくい

py.exe（Pythonランチャー）とは、複数バージョンの Python を切り替えて使うためのツールで、「py -3.11 -m ～」や「py -3.13 -m ～」のようにバージョンを指定してPythonを使い分けられます。

「Add python.exe to PATH」について

このオプションは、インストール時に指定しなくても、後から手動で変更できます。

チェックを入れる場合と入れない場合の主な差異は以下の通りです。

チェック	Pythonコマンド（pythonやpipなど）実行時の指定方法	使用PC内の影響範囲
入れる	パスを省略できるようになる例）python example.py	・複数のバージョンを使用する場合、衝突する可能性がある（意図しないバージョンのpythonが使用されるなど）
入れない	パス付きで指定する必要がある例）C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Programs\Python\Python313\python.exe example.py ※ただし、py.exeを入れていれば「py -3.13 -m example.py」で実行可能	・複数のバージョンを使用する場合、衝突しにくい