Windows 11の環境変数を画面操作で設定する方法【初心者向け】

eye catching image of how to set environment variables on windows11 IT・AI活用準備
  1. この記事で扱う内容
  2. 前提
    1. 前提知識・前提スキル
    2. 前提環境
  3. 環境変数とは
  4. 環境変数は2種類ある
  5. ユーザー環境変数を画面操作で設定する方法
    1. スタートメニューで「環境変数」を検索後、「環境変数を編集」を選択する
    2. ユーザー環境変数を新規追加する場合
      1. 「環境変数」ダイアログが表示されるため、ユーザー環境変数の「新規」ボタンを押す
      2. 「新しいユーザー変数」ダイアログが表示されるため、「変数名」および「変数値」を入力し、「OK」ボタンを押す
    3. ユーザー環境変数を編集する場合
      1. 「環境変数」ダイアログが表示されるため、編集したいユーザー環境変数を選択し、ユーザー環境変数の「編集」ボタンを押す
      2. 「ユーザー変数の編集」ダイアログが表示されるため、「変数名」および「変数値」を編集し、「OK」ボタンを押す
    4. ユーザー環境変数を削除する場合
      1. 「環境変数」ダイアログが表示されるため、削除したいユーザー環境変数を選択し、ユーザー環境変数の「削除」ボタンを押す
      2. 選択したユーザー環境変数が削除される
    5. 「環境変数」ダイアログの「OK」ボタンを押し、「環境変数」ダイアログを閉じる
  6. システム環境変数を画面操作で設定する方法
    1. スタートメニューで「システム環境変数」を検索後、「システム環境変数を編集」を選択する
    2. 「システムのプロパティ」ダイアログが表示されるため、「環境変数」ボタンを押す
    3. システム環境変数を新規追加する場合
      1. 「環境変数」ダイアログが表示されるため、システム環境変数の「新規」ボタンを押す
      2. 「新しいシステム変数」ダイアログが表示されるため、「変数名」および「変数値」を入力し、「OK」ボタンを押す
    4. システム環境変数を編集する場合
      1. 「環境変数」ダイアログが表示されるため、編集したいシステム環境変数を選択し、システム環境変数の「編集」ボタンを押す
      2. 「システム変数の編集」ダイアログが表示されるため、「変数名」および「変数値」を編集し、「OK」ボタンを押す
    5. システム環境変数を削除する場合
      1. 「環境変数」ダイアログが表示されるため、削除したいシステム環境変数を選択し、システム環境変数の「削除」ボタンを押す
      2. 選択したシステム環境変数が削除される
    6. 「環境変数」ダイアログの「OK」ボタンを押し、「環境変数」ダイアログを閉じる
    7. 「システムのプロパティ」ダイアログの「OK」ボタンを押し、「システムのプロパティ」ダイアログを閉じる
  7. 環境変数設定後のPC再起動について
  8. 参考

この記事で扱う内容

この記事では、Windows 11の環境変数を画面操作で設定する方法についてご紹介します。

前提

前提知識・前提スキル

  • Windows OS の基本操作ができる人

前提環境

  • 使用PC
    • OS が Windows 11であること

環境変数とは

Windowsにおける環境変数とは、Windowsがプログラムを実行する際などに参照する「設定情報」の保管場所のことです。

例えば、標準で用意されている「Path」環境変数には、プログラムの実行ファイルが保存されている場所(ドライブやフォルダを含むパス)の情報が登録されいます。

Windowsでは、ターミナル(PowerShellやコマンドプロンプト)などでプログラムを実行する際、そのプログラムの実行ファイルが保存されている場所(ドライブやフォルダを含むパス)を指定する必要があります。

しかし、環境変数にプログラムの実行ファイルが保存されている場所(ドライブやフォルダを含むパス)を設定しておくことで、毎回、プログラム名だけで、プログラムを実行できるようになります。

環境変数は2種類ある

Windowsにおける環境変数には、「ユーザー環境変数」と「システム環境変数」の2種類があります。

ユーザー環境変数は、そのWindowsの「特定のユーザーだけ」が参照できる環境変数です。

システム環境変数は、そのWindowsの「すべてのユーザー(全体)」が参照できる環境変数です。

例えば、開発ツールのパスを、自分だけが参照できればよい場合は「ユーザー環境変数」に設定し、すべてのユーザーで参照できるようにしたい場合は「システム環境変数」に設定するなどの使い方ができます。

ユーザー環境変数を画面操作で設定する方法

ユーザー環境変数を画面操作で設定する方法のアイキャッチ画像

スタートメニューで「環境変数」を検索後、「環境変数を編集」を選択する

ユーザー環境変数を新規追加する場合

「環境変数」ダイアログが表示されるため、ユーザー環境変数の「新規」ボタンを押す

「新しいユーザー変数」ダイアログが表示されるため、「変数名」および「変数値」を入力し、「OK」ボタンを押す

例)変数値が1つだけの場合

例)変数値が複数ある場合(※複数ある変数値を「;」(セミコロン)で区切る

ユーザー環境変数を編集する場合

「環境変数」ダイアログが表示されるため、編集したいユーザー環境変数を選択し、ユーザー環境変数の「編集」ボタンを押す

「ユーザー変数の編集」ダイアログが表示されるため、「変数名」および「変数値」を編集し、「OK」ボタンを押す

例)変数値が1つだけの場合

例)変数値が複数ある、かつ、パスが含まれている場合(「Path」環境変数など)

環境変数名の編集ダイアログが表示されるため、編集したいパスを選択し、「編集」ボタンを押す。

選択したパスが編集可能状態になるため、編集しEnterキーを押す。

または、「テキストの編集」ボタンを押せば、「変数値が1つだけの場合」と同様のダイアログが表示される。

「システムのプロパティ」ダイアログが表示されるため、問題なければ、「OK」ボタンを押す

ユーザー環境変数を削除する場合

「環境変数」ダイアログが表示されるため、削除したいユーザー環境変数を選択し、ユーザー環境変数の「削除」ボタンを押す

選択したユーザー環境変数が削除される

「環境変数」ダイアログの「OK」ボタンを押し、「環境変数」ダイアログを閉じる

システム環境変数を画面操作で設定する方法

システム環境変数を画面操作で設定する方法のアイキャッチ画像

スタートメニューで「システム環境変数」を検索後、「システム環境変数を編集」を選択する

「システムのプロパティ」ダイアログが表示されるため、「環境変数」ボタンを押す

システム環境変数を新規追加する場合

「環境変数」ダイアログが表示されるため、システム環境変数の「新規」ボタンを押す

「新しいシステム変数」ダイアログが表示されるため、「変数名」および「変数値」を入力し、「OK」ボタンを押す

例)変数値が1つだけの場合

例)変数値が複数ある場合(※複数ある変数値を「;」(セミコロン)で区切る

システム環境変数を編集する場合

「環境変数」ダイアログが表示されるため、編集したいシステム環境変数を選択し、システム環境変数の「編集」ボタンを押す

「システム変数の編集」ダイアログが表示されるため、「変数名」および「変数値」を編集し、「OK」ボタンを押す

例)変数値が1つだけの場合

例)変数値が複数ある、かつ、パスが含まれている場合(「Path」環境変数など)

環境変数名の編集ダイアログが表示されるため、編集したいパスを選択し、「編集」ボタンを押す。

選択したパスが編集可能状態になるため、編集しEnterキーを押す。

または、「テキストの編集」ボタンを押せば、「変数値が1つだけの場合」と同様のダイアログが表示される。

「システムのプロパティ」ダイアログが表示されるため、問題なければ、「OK」ボタンを押す

システム環境変数を削除する場合

「環境変数」ダイアログが表示されるため、削除したいシステム環境変数を選択し、システム環境変数の「削除」ボタンを押す

選択したシステム環境変数が削除される

「環境変数」ダイアログの「OK」ボタンを押し、「環境変数」ダイアログを閉じる

「システムのプロパティ」ダイアログの「OK」ボタンを押し、「システムのプロパティ」ダイアログを閉じる

環境変数設定後のPC再起動について

昔のWindowsでは、環境変数を設定後、PCを再起動する必要がありました。

Windows 11では、エクスプローラーであれば開き直したり、PowerShellやコマンドプロンプトであれば再起動すれば、設定した環境変数が反映されるようになっているようです。

ただ、一部のアプリやシステム関連タスクでは、PCの再起動が必要になる場合があるようなので、環境変数を設定した後は、一度、PCを再起動した方が良いでしょう。

参考

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