- この記事で扱う内容
- 前提
- venvとは
- PyCharmでPythonのvenv(仮想環境)を使うための設定方法
- 新規プロジェクトの場合
- 既存プロジェクト(仮想環境なし)の場合
- PyCharmを起動する
- 「PyCharm へようこそ」ダイアログが表示されるため、「開く」アイコンを押す
- 「ファイルまたはプロジェクトを開く」ダイアログが表示されるため、開きたい任意のプロジェクトを選択し、「フォルダーの選択」ボタンを押す
- 選択したプロジェクトが開くため、左上の四本線のアイコンを押す
- 左上にメニューが表示されるため、「ファイル」メニューの「設定」を選択する
- 「設定」ダイアログが表示されるため、左サイドメニュー上部の検索テキストボックスに「インタープリター」を入力後、プロジェクトエリア「Python インタープリター」を選択し、「インタープリターの追加」メニューから「ローカルインタープリターの追加」を選択する
- 「Python インタープリターの追加」ダイアログが表示されるため、入力項目へ値を入力し、「OK」ボタンを押す
- 「設定」ダイアログで「OK」ボタンを押す
- 指定した場所にvenv用のフォルダが作成されていることを確認する
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- 参考
この記事で扱う内容
この記事では、PyCharmでPythonのvenv(仮想環境)を使うための設定方法についてご紹介します。
前提
前提知識・前提スキル
- Windows OS の基本操作ができる人
前提環境
- 使用PC
- OS が Windows 10または 11であること
- Pythonがインストールされていること
- PyCharmがインストールされていること

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venvとは
venvは、Pythonのプロジェクトごとに独立したPython実行環境(仮想環境)を構築するためのモジュールです。
Python3.3以降、Pythonに標準的に組み込まれるようになりました。
このモジュールを使用することで、他のプロジェクトに影響を与えずに、パッケージのインストールやバージョン管理をすることができます。
これにより、例えば「あるプロジェクトでは古いバージョンのPythonモジュールを使いたいけど、別のプロジェクトでは最新バージョンのPythonモジュールを使いたい」という場合でも、それが問題なく実現できるようになります。
PyCharmでPythonのvenv(仮想環境)を使うための設定方法

新規プロジェクトの場合
PyCharmを起動する
スタートメニューで「pycharm」を検索後、「PyCharm ~」を選択し起動する。

「PyCharm へようこそ」ダイアログが表示されるため、「新規プロジェクト」アイコンを押す

「新規プロジェクト」ダイアログが表示されるため、左サイドメニューの「pure Python」を選択後、入力項目へ値を入力し、「作成」ボタンを押す
入力項目と設定値例は以下の通りです。
項目 | 項目値例 | 備考 |
---|---|---|
場所 | D:\PyCharmProjects\PythonVenvProject | ・例では「D:\PyCharmProjects」までがフォルダで、「PythonVenvProject」がプロジェクト名兼フォルダです。 |
Git リポジトリの作成 | チェックなし | ・既定値のまま |
ウェルカムスクリプトの作成 | チェックなし | ・既定値のまま |
インタープリターのタイプ | プロジェクトのvenv | ・既定値のまま。 |
Python バージョン | 使用PCにインストール済みの任意のPythonバージョン |

この例の場合、venv用のフォルダは「D:\PyCharmProjects\PythonVenvProject\.venv」として作成されます。

作成したプロジェクトが開くため、venv用のフォルダが作成されていることを確認する

既存プロジェクト(仮想環境なし)の場合
PyCharmを起動する
スタートメニューで「pycharm」を検索後、「PyCharm ~」を選択し起動する。

「PyCharm へようこそ」ダイアログが表示されるため、「開く」アイコンを押す

「ファイルまたはプロジェクトを開く」ダイアログが表示されるため、開きたい任意のプロジェクトを選択し、「フォルダーの選択」ボタンを押す

選択したプロジェクトが開くため、左上の四本線のアイコンを押す

左上にメニューが表示されるため、「ファイル」メニューの「設定」を選択する

「設定」ダイアログが表示されるため、左サイドメニュー上部の検索テキストボックスに「インタープリター」を入力後、プロジェクトエリア「Python インタープリター」を選択し、「インタープリターの追加」メニューから「ローカルインタープリターの追加」を選択する

「Python インタープリターの追加」ダイアログが表示されるため、入力項目へ値を入力し、「OK」ボタンを押す
入力項目と設定値例は以下の通りです。
項目 | 項目値例 | 備考 |
---|---|---|
環境 | 新規生成 | ・既定値のまま。 |
タイプ | Virtualenv | ・既定値のまま。 |
基本 Python | 使用PCにインストール済みの任意のPythonバージョン | |
場所 | D:\PyCharmProjects\PythonVenvProject\.venv | ・既定値のまま。 |
基本インタープリターのパッケージを継承 | チェックなし | ・既定値のまま。 |
すべてのプロジェクトで有効にする | チェックなし | ・既定値のまま。 |

「設定」ダイアログで「OK」ボタンを押す

指定した場所にvenv用のフォルダが作成されていることを確認する
